« エンジン・アンダー・カバーの補修 | トップページ

2018年9月26日 (水)

さらばセルシオ!

Img_0039

不測の事故によりセルシオを手放すことにしました。修理も考えましたが、ディーラーサービスマンの「もう部品が出ません」一言が決定打! 距離は概算28万キロ。ここまでに経験した故障や修理やメンテについて備忘録かわりに箇条書き的に羅列しておこうかと思います。

写真とか画像といった賑やかしはありません。文字ばっかしです、読むのがつらい方はごめんなさい。では

まず走行にそんなに支障がない部分から。

 

・バンパーはフロント2回、リヤ1回、自力交換した。

 

 *フロント2本目は純正スポイラー付。高速では確かな効果を感じられる、が、一方でホームセンターの安い油圧ジャッキではスポイラーに当たって前からメンバーで上げることが困難になった。フロントの交換は温度センサーの移設がちょっとメンドウ。

 

 

・純正マッドガードを後付けした。

 *雨や泥道で,、ボディサイドにハネを上げない、汚さなという点では効果絶大! なぜ新車標準装備としなかったのか不思議である。

 

 

・ワイパー交換

 

 *助手席側はブレードが上から見て少し湾曲した形状なので純正品以外はスッキリと格納できない。左右とも、Uクリップ部分の剛性が高い構造のトヨタ純正が動かして静かでオススメ(赤いパッケージ品。ドライブジョイ互換品ではありません)。

 

 

・オーディオ

 

*約9万キロで乗り始めたときから、ラジオ、CD、カセットいずれもダメになっていた。最初はビートソニックのアダプターを使ってヘッドユニットを交換したが、スパーウファーが鳴らないことに不満を感じ、配線図を頼りに純正コネクターから1本ずつ探し出して10ピン&6ピンのメーカー別コネクタとヘッドユニットを繋いだ。電源やスピーカーなどのケーブルはすべて既設のものをそのまま使った。ウファーは余るCDチェンジャー用のケーブルを利用してトランクにパワーアンプを新設、BTL接続して鳴らした。

 

 

では、走行に支障が出てしまうような部分に。時系列ではなく、クルマの前から後ろへ順に進めていきたい。

 

・タイミングベルト&ウォーターポンプ交換

 

 *メーカー推奨10万キロのところ14万キロでタイミングベルトを交換した。ベルトをはじめパーツ類は全て純正品で。その後約10万キロ走ったが、異音や切れるような気配はない。同時にウォーターポンプ、プラグ、デスビローター&キャップも。デスビキャップは2個ともクラックが入っていた。

 

 

・ファンベルト&テンションナープーリー

 

*冬の冷間時にキュルキュルと鳴くようになるので数回交換した。なぜか、通販で安いのを探すと日産系ピットワークのベルトを買うことになった。テンションナーとアイドラーのプーリーも小さなゴロゴロ音が出たので交換した。テンションナーのスプリングは限界までヘタることはなかった。ベルト鳴きは、ベルトのヘタリよりもパワステポンプやオルタネーターのベアリング抵抗増が大きく影響するように思う。

 

 

・パワステポンプ

 

*走行9万キロの乗り始めから漏っていた。リビルド品を買ったが、そのときすでに良質なコアが枯渇していたのだろうか? 高らかにベーンの音がした。クレームで交換してもらったが同じことだった。2度も着脱するのがおっくうだったので結局それで…が、音に耐え切れず、ベーン音がしない保証付きのリユース品に交換した。

 

 

・オルタネーター

 

*充電不足や不良はなかったが、パワステポンプのオイル漏れでベタベタになっていたので、予防のため交換した。エンジン熱でボロボロになったコネクタは、10センチほどのケーブル付きで純正リプレース品が出る。

 

 

・イグニッションコイル

 

 

 

*両バンクに1個ずつある。突然片バンクが死んだ。片肺、4気筒走行で排気温警告灯が点きっぱなしになった。自宅から1キロほどのところだったので青息吐息とはいえ自力で辿り着けた。テスターで測ると、断線なし、抵抗も規定値、なのに火が飛ばないという不思議な故障だった。20系前期のコイル本体は同じなので、それを中古で調達した。オルタネータと同じく、エンジン熱でボロボロになったコネクタは10センチほどのケーブル付きで純正リプレース品が出る。

 

 

・エアサスポンプのマウントゴム

 

*ポンプの動作音が大きく響くようになったので、インシュレーターゴムを交換した。ポンプ自体の音が大きくなっているのが根本なので劇的な静音にはならないものの、効果はあった。

 

 

・フロントニューマチックシリンダー(エアサス)

 

*突然、パークしておくと昔のハイドロシトロエンよろしく車高ペタペタになるように! 観察すると左前が落ちていく。クリスマスのことでトヨタ共販の年末年始休業にギリギリ間に合うタイミングだった。このクルマ、どういうわけか年末年始に大きなトラブルに見舞われる。漏れはベローズではなくアッパーマウント部分からだった。左右同時に交換した。

 

 

・タイロッドエンド&スタビリンク

 

*20万キロあたりからハンドルにコトコト感が伝わるようになってきたので交換。

 

 

・フロントロアアームボールジョイント

 

*22万キロを超えたあたりから路地の角を曲がる時にギシギシと賑やかな音が出るので交換。部品商で純正品をオーダーし受け取りにいったらより安価な推奨品を「忖度」して(ありがたい)取ってくれていた。音は見事に消え、足回り剛性が増した分か? 全体にクルマの走行ノイズが低減した。ジョイントは、再使用はしないのでクサビ打ち込み式のツールを杭打ち用ハンマーで思いっきり叩きこんで切り離した。

 

 

・フロントブレーキディスクローター

 

*9万キロの乗り始めから1万キロでブレーキのキーキー音が出るようになった。厚みが限界に近かった。ディクセルを使った。

 

 

・スロットルポジションセンサー

 

*ダイアグチェックでTRC用の不良が出た。テスターで測ると抵抗値に異常はなかった。取り付け位置の調整でエラーは消えた。センサーは2個ともリニア式である。ついでにスロットボディ全体のクリアランス調整なども実施した。

 

 

O2センサー

 

*助手席側センサーのエラー(ヒーター切れだったかな)がダイアグに出た。純正品は高いのでアメリカから汎用品を通販で取った。英語ではオキシゲンセンサーと呼ぶ。出費は送料込でも純正品の数分の1で済んだ。汎用なのでコネクタは途中で繋いで流用することになる。センサーは国際的な規格品でヒーターありなしとか取り付け形状、反応速度などが違っている程度で実際は数種類しかない。車種別といってもケーブル長やコネクタ形状が専用になるくらいだ。純正が割高なのは、その車種専用コネクターのお布施も含んでいるような気がする。O2センサーの異常はメーターのコーションランプには反映されない。定期的なダイアグチェックが必要だ。交換後10万キロ以上になるが今のところ異常なし、アフターマーケット品で十分安心だと思う。

 

 

・エンジンアンダーカバー

 

*取り付け穴が成長しボルトからの独立心が高くなる。何度も補修した。これを書いている時点で、まだ全国に100本弱の新品メーカー在庫があるようだ。

 

 

・ボンネットのダンパー

 

*何度も頭を挟まれた。ダンパーのシャフトをバイスプライヤーやクランプで挟んで応急対応した。100円で売っている小さなクランパーがトランク常備工具に加わった。アフター品を個人輸入して新品交換した。それで十分。ボンネットを開ける頻度にもよるだろうが、1015万キロがダンパーの寿命かと思う。

 

 

・クーラントレベルセンサー不良

 

*量は十分あるのに、メーターのパルテノングリル(ロールス・ロイス)ふうのコーションが点く。リザーブランクのセンサーを引っこ抜いて指で軽くはじくことを繰り返したらやがて点かなくなった。以後不点灯なまま。

 

 

・サイドミラー交換

 

*電動で格納から起こすとヒューズが切れる。切れるとほかの部分(オーディオかエアコンだったか?)も動かなくなる。内部モーターの過電流が原因だったようだ。リサイクル品と交換した。

 

 

 

 

・メーター交換

 

*新車から数えて3個目になる。まず、不点灯になった。エンジン始動から30分ほど経たないと点灯しない様子を、友人は「ダースベイダーのよう」と称した。ヤフオクを通じて専門業者に修理依頼、コンデンサーを数個新品交換して帰ってきた。続いて速度計が不動になった。今度は正常動作品をリサイクル業者から買った。メーターが壊れても、クルマは問題なく走れた。

 

 

・エアコンコントロールパネル交換

 

*液晶のブラックアウトが徐々に進む。アメリカから右ハンドル用液晶の新品が入手できるが、国内で程度のいい中古を入手したほがはるかに安く済む。

 

 

 

・ステアリングのチルト不動

 

*モーター音はするものの下がらなくなった。バラしてみるとクラウンギヤを押さえるスポンジのスペーサーが消滅していた。ドラムで売っているCDのドーナッツ状の白いスペーサーがサイズも厚さもピッタリだったので流用、無事、費用ゼロでリペアできた。スペーサーの存在、壊れて「上がり」しかできなくなるのはハンドルに挟まれて乗り降り困難へのエマージェンシーかと思う。

 

 

・サイドブレーキのリリース不良

 

*サイドブレーキのペダルの戻りが悪い。冬は必ず中間で止まってしまう。サイドブレーキのリリースが不十分だと、走り出しでメーターの(!)コーションが点滅して教えてくれる。ペダルのダンパーを取り払ったら少しマシになった。

 

 

・エンジンコンピュータ故障

 

*22万キロ直前、エンジンが全くかからなくなった。その1カ月ほど前からややかかりが悪いとか始動直後にエンストといった兆候はあった。レッカーでディーラへ入れて一泊2日でリンク品と交換。リンク品、すなわち故障品と入れ替え返却なのでECUを開腹して、コンデサーが噴いているかなどといったチェックはできなかった。

 

 

 

AT交換

 

*20万キロ直前、ATが壊れた。滑って走行不能、前兆は全くなかった。ディーラー見積もりでは24万円のリビルトATを、業者流通品約10万円に経費節減して乗せ換えた。ディーラーは快諾してくれた。いちど開けたATのお約束?(何度も、毎回経験しているので個人的に問題視はしていない)でヒューンという低いギヤ音が聞こえてくる。ATFは新車から壊れるまでマニュアルに従って無交換だった。ケミカルの投入もしたことはなかった。交換して納車直後、ODに入らないというトラブルに合った。車両側カプラーの勘合不良が原因、経年と熱で変形していたようだ。ディーラーはすぐに対応してくれ、タイラップか何かで強力に押さえこんだらしい。以後再発せず。

 

 

 

・燃料ポンプ交換

 

*エンジンはすんなりかかる、アイドルも安定している、が、加速が悪い・時にはノッキングする、という症状がたまに続いた。一方で快調なときもある。ダイアグにエラーは無い。いろいろ試したり調べた結果、燃料ポンプの不良に行き着いた。モーターの高速側が時々ストをする。その発見は、給油口に耳を当てて作動音を聞き分けるという超アナログな方法だ。ポンプ(モーターはインナーで組込み)をリサイクル業者から買って交換した。ついでに燃料フィルターも交換した。ちなみに、エーモンの手動ポンプを使って給油口からガソリンを汲みあげることはできなかった。ホースが途中で何かに当たりタンクまで届かない。ホースの先っぽにしずくすら着いてこない。さすがの、ガソリン盗対策か?

 

 

・リアニューマチックシリンダー(エアサス)交換

 

*トランクのトリムを外し、リヤシートをそっくり外すという作業が絶対条件で伴うので何度もしたくない作業だが、結局リア左側は3回交換するハメになった。ベローズが溶けたりひび割れしたりのエア抜けが原因だ。

 

 

 

 

・・・以下は、「いずれ手を付けたい」「何かしら策を講じたい」といった項目、というか手つかずで放っておいた内容を、主なものを中心に恥を忍びつつ列記してみたい。

 

・タペット音対策

 

*10万キロを超えたころから冷間・温間に関わらずハデに聞こえるようになった。それをなじみのメカニックは聞くなり「左(助手席側)最後バンク」と断定した。数年後、自分でカムカバーを外してシックネスゲージで計測したら、はたして7番だった。自分でタペットシムを交換する計画だったがエアコンプレッサーの置き場を確保できず果たせないまま。…昔話で、70年代大人に聞いた話、「日産のエンジンは寝起きが悪い重く、トヨタのエンジンは軽いがタペの音が出やすい」…伝統らしい。

 

 

 

・エンジンオイル下がり

 

*エンジン始動と共にマフラーから大量の白いスモークが出る。時にはエンジンコンディショナー使用時と同じくらいのボリューム。バルブのオイルシール劣化が原因のひとつだろう。怪しい?ケミカル(戦車も入れてるミルスペックという謳い文句だった。今も売っているのかは知らない)が一因か。トヨタ車では、ちがうクルマ、ちがうケミカルで同じことが起こった。ケミカルは多用しないほうがいいのかも。プラグホールのスリーブの勘合部からのオイル混入もある。直すにはヘッドごと交換になる。ディーラー見積もりは、新品ヘッドASSYの値段だけで40万円近かった。

 

 

 

・エンジンマウント

 

*距離&年数で言わずもがな。

 

 

・パワステラックオイル漏れ

 

*距離&年数で言わずもがな。バルブロックはない。

 

 

・オイルパンからの漏れ

 

*ディーラーの見立てではオイルパンNO1のシールガスケットから染み出しているという。NO1で解決しなければその上のNO2、カムカバーと上昇して様子を見ていきましょう、という提案だった。漏れていた気化したオイルかブローバイか? 夏場にボンネットの隙間から陽炎が立ち昇る様子が見られた。マウント、ラック、オイルパンはいずれもメンバーとの関係性があるので3点セットでイッキに進行したかった。ちなみにディーラーの見積もりはザックリ部品込で30万円を超えていた。

 

 

 

・フロントストラットバーのブッシュ交換

 

*距離&年数で言わずもがな。整備書によるとフロント足回り総バラシになるので個人でやるには荷が重い。

 

 

・フロントスホイールベアリング

 

*高速でハンドルに微振動が伝わる。ゴーッという球の虫食い音も、キーッという引きずり音も一切ないが、さすがに28万キロ無交換というのはガタが出ていても不思議はない。

 

 

 

 

・デフのバックラッシュ対策

 

 

*やや負荷の大きい加速時に、リアからドンッと突き上げがくる。原因はエンジンマウント切れなのか、ドライブシャフトのコーションラバーの亀裂なのか、デフマウント(上)の亀裂なのか、デフギヤの遊び過大なのか? ちなみにデフオイルはいちども交換していない。

 

 

 

・リアストラッドロッド(リンク)のブッシュ交換

 

*メンバー側(前)は交換した。が、ホイール側(後)は単体の部品供給がなくナックルごとの交換になる。異音が出るほどグズグズに切れていたのが後ろだった。汎用の分割式ブッシュの利用も考えたが、結局そのまま。

 

 

・リアのエアサスハイトセンサー

 

*エアサス異常のコーションが出た。ダイアグコードではハイトセンサー異常、その場合バックアップモードに入って車高が最高位にキープされ走行不能になるわけではないものの硬さガチガチの乗り心地を味わうことに。交換かな? と思って乗り続けたら数日で自然治癒したのかコーションも異常車高も消えた。その時点でセンサーはとっくに生廃になっていた。世界的にも新品はディスコンだ。

 

 

・ドアウェザー

 

*雨漏りやきしみ音はない。高速での風切り音、とくに吸い出し音が五月蠅い。ゴムの「コシ」、反発力が失われているからだ。新品に交換したいが世界的にディスコン。

 

 

 

ということで、結局、走行距離は約28万強キロ、私が乗り出してからは約19万キロになる。

 

このセルシオは新車でおろした時から知っているクルマだ。ワンオーナー。私が乗るようになる前は、エアバックが出るほどの大きな事故に逢っている。それ以外にも大小の板金塗装を必要とするダメージも何回かあった。つまり「由緒正しき修復歴有り、事故車」なのだ。メンテは、オイル交換は車検のときのみといった乗りっぱなしの典型。一方で、妙なカスタマイズが一切ない「どノーマル」だったので手元に来てからアレコレいじるのには適していたと言える。

 

 

我が家は、1台のクルマを長く乗り続けることが多かったが28万キロというのはこのセルシオが初めてだ。乗っているうちに出た故障やトラブルはセルシオ特有のものもあれば、距離の行ったクルマなら当然、走りこんだトヨタ車の定番といったものなど様々。

 

 

知り合いからの情報によると、数年前から初代セルシオはほとんどが無条件で「ツブシ」の対象だそうだ。以前はアジア向けの花形だったV8エンジンすら引き合いは皆無だという。今後のパーツ調達、特に代替えが困難な電子デバイス(たとえば先述したハイトセンサーは他モデルからの流用が効かない)のことなど考えると、ちょっとブルーな気分にならざるを得ない。

 

 

初代セルシオは、そのころの仕事の関係で新車デビュー時にゲップが出るほど乗って走る機会があった。余談になるが、シーマは大半の面でかなわなかった。同じ国産車で互角かそれ以上の実力を感じさせてくれたのはR32スカイラインだけだった。

 

 

新車デビュー時の印象、そして30年後・28万キロを体験して簡単に総括すると、初代セルシオはクラウンの特質を加えた上で、「盛った」クレシーダ、だと思う。そんなクルマだから個人の力量で維持・修理が続けられた。






« エンジン・アンダー・カバーの補修 | トップページ

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1351083/74169743

この記事へのトラックバック一覧です: さらばセルシオ!:

« エンジン・アンダー・カバーの補修 | トップページ

フォト
無料ブログはココログ